FC2ブログ

無知な生活保護叩きを見ていると虫酸が走る

持論
03 /29 2018
社会問題について語るのは、避けていました。
後藤さん湯川さんがISISに人質に取られた際、ツイートを引用してブログ記事を書きました(デマでした)。
その件で自分にはネットリテラシーがないと痛感し、不用意に主義主張を口にすべきではないと避けていたのです。
が、あまりに目に余るので、記事を作りました。
自分がガラケーを使い始めたのが十年前くらいで、その頃にはすでに生活保護制度を利用すること自体が悪であるかのように扱われていました。
それに関しては『生活保護の不正受給』という言葉を広めた、ネトウヨの功績?でしょう。
悪いことをしているように思わせることに、成功していますから。
ネットを使い始めた時期にネトウヨになるのはハシカのようなもので、ネットの情報に対して免疫をつけるのに悪くないですが、ネトウヨでい続けるか、ネトウヨを辞めるかは本人次第です。
生活保護は印象論ばかり語られ、その実態はあまり語られません。
そのせいか「生活保護受給者は楽している」「生活保護受給者はクズ」などという、『虚構の生活保護受給者』の印象が独り歩きしています。
なるべく客観的に生活保護を擁護し、印象論を排するため、他ブログなどから引用が多くなってしまいましたがご了承ください。
基本的にネットで目立つのは声の大きい連中で、大多数の人間は発言をしません(いわゆるサイレントマジョリティ)。
発言者の言葉が事実でなくとも、あたかも事実のように伝わってしまいます。
声が大きければ大きいほど、差別的であれば差別的であるほど人が寄り集まる。
そしてその発言に同調してしまう人間がいるものだから、より差別的になってしまうのです。
ネット世論は現実と違い、1人が10人にも100人にもなれます。
だからこそネットの情報に安易に飛びつかず、情報を精査することや情報の真意が分かるまで待つことが大事です。
ネットの話題を消費するだけのネットイナゴには言うだけ無駄ですが。
ネトウヨのデマを論破する数少ない良心的な方々(ネトウヨと同じように「ネトウヨは~だ」と根拠のない罵詈雑言を浴びせ掛ける左派ブロガーも、ネトウヨ同様不快な存在)はいても求心力に乏しく、デマという武器を用いて弱者を嬲るネトウヨの狂乱が、彼らの声を聞こえにくくさせてしまう。
その姿はさながら、一度鞘から抜くと、人の生き血を吸うまで鞘に収められないと呼ばれる曰くつきの剣、ダインスレイフを振りかざすヘグニのようです。
しかしヘグニと違うのは、生活保護を受けられていた筈の人々が年間数名餓死していても、なお弱者の血を見たいがために剣を抜き続けている点か。

Q&A 今、ニッポンの生活保護制度はどうなっているの? PDF 

日本弁護士連合会(日弁連)のPDFに飛びます。
平成19年から平成22年まで不正受給率は2%未満、不正受給の額は保護費全体の0.4%程度に留まっている。
またA5に生活保護の世帯員は40代が14%、50代が24%、60代が22%、70歳以上が9%というデータがあります。
車の所有を認められなかった高齢の受給者の方々は福祉事務所へ通うのにも一苦労でしょう。
『不正受給』、その響きからなんとなく悪いことをしているように聞こえるかもしれません。
しかし実態は、受給者自身の生活保護制度の無理解(悪質ではない)や福祉事務所に通えなかった、申請することを知らなかった程度のことを『不正受給』だと、声高に叫んでいるに過ぎません。

生活保護の不正受給 

wikiの生活保護の不正受給の項目を見て頂ければ分かる通り、不労所得での賃金、株や先物取引で得た利益、世帯主でない子どものアルバイト収入、オークションでの売却金、仕送りなど申告しないといけないことがとても多いのです。
これらを伝えなかった場合も『不正受給』とカウントされるので、0.4%という額ですら水増しされた数値です。
さも大多数の生活保護受給者が不正受給をしているかのように言うネトウヨの悪質さに騙されないよう気をつけましょう。
こういったデータを提示されても、実際は0.4では言うかもしれません。
実際に『不正受給』の全てを摘発できたかは定かではないので、それ自体は最もな主張です。
情報というのは、発信者が恣意的に編集するものですから。
例えばこのデマビラも。

スクリーンショット (870)

愛国心を語るなら他の先進国諸外国と比べて極めて低いA1の利用率、捕捉率に注目してほしいものです。
議論するにしても否定する統計を持ってくるなり、根拠の乏しさを追及するなり、暫定的に不正受給額が保護費全体の0.4%ということを受け入れるなり、やるべきことがあるのでは。



生活保護制度のシステムすら知らない異常な生活保護バッシング

数年前に話題になった貧困Jkこと、Uさん。
相対的貧困、絶対的貧困だのは、当時の記事を調べてください。
当時のネトウヨは「豪遊、散財するな」と幼稚な難癖をつけていましたが、ホントに生活保護制度を知っているのか。
弁護士ドットコムの吉田雄大弁護士の言葉から引用しますが

弁護士ドットコム 

入院時の付き添い・看護費用等の出費に備えて80万円余り貯蓄した秋田県の老夫婦について、預金の保有の是非が争われた裁判(秋田地裁平成5年4月23日判決)でも、「生活保護費のみ、あるいは、収入認定された収入と生活保護費のみが源資となった預貯金については、預貯金の目的が、健康で文化的な最低限度の生活の保障、自立更生という生活保護費の支給の目的ないし趣旨に反するようなものでないと認められ、かつ、国民一般の感情からして保有させることに違和感を覚える程度の高額な預貯金でない限りは、これを、収入認定せず、被保護者に保有させることが相当で、このような預貯金は法4条、8条でいう活用すべき資産、金銭等には該当しないというべきである」として、ご夫婦の主張が認められています。


この文面を見て分かる通り、生活保護制度は貯金額に制限があります。
貯金額は、厳格にいくらまで貯金可能と定められていませんが、生活扶助の六ヶ月分を超過すると打ち切られるので、だいたい数十万円程度。
裁判で争ったケースでは累積金150万円が最高額のようです。以下の画像は資産申告書に関する保護課長通知の撤回等を求める要望書より拝借。

資産申告書に関する保護課長通知の撤回等を求める要望書 6/7

布施弘幸 行政書士事務所 

貰える生活保護費を計算してくれるサイトを見つけたので自分の県と市、世帯構成41~59歳の夫婦二人住まいを想定して入力すると、15万7320円という数値が算出されました。
上記の内訳は生活扶助10万8320 円、住宅扶助4万9000 円。
身体障害者1・2級に該当するか3級に該当するか、母子家庭か否か、世帯構成人数などでも変化しますが、詳しくはご自分で計算してください。
(全8種の扶助があるため、条件次第ではもう少し受給されます)
この額から家賃や光熱費、ガス代に電気代などを払うわけです。
生活保護費で豪遊()だの騒いでいますが、豪遊()できるほど貰えていますか?

日常生活と暮らしのメモブログ 

上記はあくまで裁判で争った例で、現実はもっと少ない貯蓄しか認められないようです。
生活扶助の半月分、1か月分、1.5か月分と、市によりまちまち。
先ほど布施弘幸行政書士のサイトを使って、高校生1人、41歳から59歳1人の母子家庭で再度計算すると17万8380 円。
内訳は生活扶助10万8180 円、母子加算2万1200 円、住宅扶助4万9000 円。
この金額で改めて計算してみると

半月分:約5万4000円
1か月分:約11万
1.5カ月分:約16万5000円

となりました。
原則家電製品などの耐久財を購入や教育扶助で足りない費用、入院した際の雑費などは、保護費の累積金で賄うものなので、預貯金の理由としては充分です。
しかし自治体の方針にばらつきがあり、進学するための預貯金が認められないケースも考えられるでしょう。
長くなりましたが、生活保護の打ち切りに怯えながら貯金している受給者に対し「数百万貯蓄して~、できないのは自己責任」と己の無知を晒す。
こういった制度システムも知らずに好き放題暴言を吐くような連中は、ネットの公害といって差し支えないでしょう。
彼らには管理人から、この言葉を贈ります。

人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。 多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない(カエサル)。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

yuu_garakuta

FC2ブログへようこそ!